赤ちゃんの神経系や脳の発達に欠かせない栄養素が葉酸です。細胞が最も成長する、妊娠12週頃までの赤ちゃんには特に必要とされており、厚生労働省は2002年4月以降の母子手帳に「葉酸の必要性」を記載しています。
葉酸を摂取していると、胎児神経管奇形を減少させる効果があります。植物に多く含まれるビタミンB群の一種で、貧血や胎児の正常な発達のために、特に必要な栄養素だとされています。妊娠時で非妊娠時の1.4倍が必要だとされています。
葉酸は、葉物野菜や緑黄色野菜、レバーなどに含まれます。ただし、「水に溶けやすい」「熱に弱い」「吸収しづらい」という弱点があるので、調理された物からの摂取は難しいのです。しかも、自分たちの体の中で作ることができないビタミンです。
でも、そんなときは妊婦用サプリメント(マタニティサプリメント)で補うといいですね。葉酸を食物から摂ると、体内利用率は50%ですが、マタニティサプリメントなら85%と効率よく摂取できます。同時に鉄分やビタミンB群も摂りましょう。さらにビタミンB群は葉酸の働きを助けてくれます。
日本では、神経管閉鎖障害は10,000人に6人といわれていて、それほど多くはありません。けれども、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで葉酸摂取を続けると、3分の1程度に減少します。逆に過剰に摂取しても、先天異常が減少するものではありません。1日の摂取量は400マイクログラムを目安にし、1,000マイクログラムを超えないように注意しましょう。
最近では積極的に葉酸サプリメントを勧めている医療機関が多いようですし、実際に多くの妊婦さんが飲んでいるようです。しかし、中にはサプリメントに抵抗のある人もいるでしょう。もし心配な人は、葉酸を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。
葉酸はラテン語で‘葉’を意味し、最初にほうれん草の葉から発見されたと言われています。疲労回復や食欲増進、貧血を防ぐ働きがあります。また、精神面で、気持ちを整えて安定させてくれる作用があります。もし、過剰に摂取されても、水溶性ビタミンで、尿の中に排出されるので、あまり敏感になる必要はないようです。
これから妊娠を計画している人、可能性のある人も、妊娠前からサプリメントなどを上手に利用して、葉酸摂取を心がけましょう。
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